姿を変えて生徒を見守り続ける“石”たち
今出川キャンパス内に使われている“石”も、歴史が感じられる見どころの一つです。
礼拝堂の西側にある石のベンチは、昔の平屋建て校舎の石段を利用したもの。現在の立志館に建て替える際、捨てるにしのびなくベンチに改造されたのだそうです。礼拝堂の前の石畳は、かつて京都市内を走っていた市電の敷石を譲り受けて作られました。烏丸線や今出川線が姿を消すまで、通学に市電を利用していた方も多いことでしょう。今あらためてこの敷石の上を歩けば、往時の風景が蘇ってくるのではないでしょうか。
ちなみに、大学正門にある良心の碑には、新島家の故郷・上州の碓氷石が使われています。